加計獣医学部の錬金術疑惑は天才的


加計グループは全国に20以上の学校を経営する。

年間収支[出典:加計グループの事業計画(平成28年度)]

千葉科学大学 ▲約3.7億円
倉敷芸術科学大学  ▲約5億円
岡山理科大学の黒字  +約15億円
※2015年からの3年間で日本私立学校振興共済事業団から計52億5000万円を借り入れ

年間収支は厳しい。なのになぜ加計学園開学を目指すのか?

岡山理科大学獣医学部の新キャンパス→土地を今治市から無償譲渡
施設建設費192億円の半分(96億円)を市からの補助金
建物は倍の値段で見積もり坪相場70万円を150万円で見積もり

「注目すべきは、今回の新キャンパスの建築単価が異様に高く見積もられている点」
建設費のうち造成費や設備費を除くと148億円。坪単価は約150万円
建物は鉄骨造で、国交省の統計(2016年建築着工統計)によれば同構造の相場は坪単価70万円弱

同じ国家戦略特区の枠組みを利用した千葉県成田市の国際医療福祉大学は、鉄骨造よりも高くなる鉄筋コンクリート造なのに坪単価は88万円。 

施工監理を担当するのが加計グループのSID創研(建設コンサル)

グループの建設コンサルを使って建設費を2倍に設定し、その半額分の補助金をもらう。その上で建物を一般的な坪単価で造ることができれば、加計は自己負担なしで校舎を建設できる。 

今治市「施設の設置経費にはグラウンド等の整備費も含まれており、坪単価150万円は割高ではない。支出の段階において経費の明細を審査する」(企画財政部企画課)と回答。

「市議会に提出された資料によればサッカーグラウンドとテニスコート3面。駐車場も平面で多く見積もっても10億円はしない。相場の2倍という水準は変わらない」(前出・黒川氏)

しかも、加計学園の借入金52億5000万円の担保は岡山理大と倉敷芸大の土地と建物。
倉敷芸大は今治同様、倉敷市から土地を無償譲渡、建設費も補助金を受けている。 

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加計スキームまとめると


土地を無償で譲渡を受ける。



建物は倍の値段で見積もり半額補助金を受ける



その土地と建物を担保に借り入れ



キャバクラで豪遊