学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得した問題。

森友学園が小学校の設置認可を求めた申請を取り下げた。学園理事長の籠池泰典氏は、理事長を退任する意向を示したが、国有地売却を巡る「政治家の関与」は否定。圧力がかかったのだろう。

森友学園の要望が次々と実現した背景に、政治家の口利きがないというのはあり得ない。
安倍晋三首相は「私と家内、事務所も一切関わっていないと申し上げた。もし関わっていたら私は政治家として責任を取る」と明言している。

安倍首相など閣僚級の政治家の関与はなかったかもしれない。しかし、「安倍首相に近い」とされる保守系の団体からの強い要求を、財務省が首相の意向を「忖度」して認めた可能性はある。
 
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設置認可を出した責任者である松井一郎・大阪府知事が、2017/3/13の会見で、

松井「小学校の設置は近畿財務局の要請があったから認可した」と“暴露”。

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『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日)において、橋下徹・前大阪市長も
 
橋下「これははっきり言って、森友学園の問題となっている土地の上で小学校を開かせると、その計画のもとにみんながわーっと動いていたのは間違いないです」「大阪府がある意味、ルールに逸脱したかたちで認可を出したじゃないかというのは、その通り」「いろいろ確認しましたら、大阪府の言い分はですね、『国から相当圧力を受けた』と。近畿財務局のほうから、もうこれはなんとか条件付きでもいいから認可を出してくれ、出してくれと。(中略)大阪府のほうは『このままだったら認可は出せません』って言ったときに、『いや、これは条件付き認可でこういうふうにできるんじゃないか。先になんとか認可を出してもらえないか』。ありとあらゆることを言ってきて、これは大阪府はね、大阪府の問題だと思うんだけど、まあ、大阪府の言い分としては『国に言われてやってしまった』と」

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松井府知事&橋下「大阪府は近畿財務局から“相当な圧力”を受けて、仕方なく小学校を認可した」

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鴻池事務所に対する籠池理事長の「陳情報告書」の記録によると

鴻池元防災相の元秘書・黒川治兵庫県議会議員(自民党)
中川隆弘大阪府議会議員(維新の会)

再三再四に渡って、籠池理事長から「鴻池事務所につないでほしい」と依頼を受けていた。そして、「相談に乗ってあげてよ」という形で、鴻池事務所につないだという。

2016年3月
森友学園が、杭打ち工事を行う過程で新たな地下埋蔵物が発見されたことをきっかけに、資金不足のために土地を賃貸することから、突然購入に方針転換してからは、陳情攻勢のしつこさが尋常ではなくなった。

報告書には、「うちはコンサル業ではありませんので」「うちは不動産屋と違いますので。当事者同士で交渉を!」「どこが教育者やねん!」「大阪府の担当者は、土地以外の(生徒募集)を一番懸念されているようですが」
籠池理事長のあまりにしつこい陳情の様子が記されていた。

籠池理事長は、要求に応じない近畿財務局を飛び越えて、財務省理財局にノーアポで乗り込んだ。

評価額9億5600万円
ゴミ処理代▲8億1900万円
国有地1億3400万円で購入。

籠池理事長は地方・国の様々な政治家に接触し、近畿理財局にも掛け合ったが、国有地を安く購入することはできず、財務省理財局訪問のアポ取りさえ断られていた。

地方議員
鴻池元防災相
近畿理財局


を動かすことはできなかった。

全ては財務省理財局で決められた。

そこに政治家の関与、それも鴻池元防災相を超える「大物」が関与した?

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