その昔、ネットは匿名性を理由に世のルサンチマンをガス抜きするツールとして機能した。

しかし、出会い系殺人、名誉毀損、個人情報漏えい、自殺教唆、麻薬の販売など犯罪の温床として
問題視されはじめ、匿名性そのものも問題視され始めた。

ネットの黎明期、こじんまりとやっていた時代には匿名性で好き放題言ってガス抜きしたもの。しかし、「ネットなら何を言ってもいい」は完全に時代遅れの発想となった。

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ニコニコ動画が活動ガイドライン策定
「本音なら何を言っていいのか?」
「表現の自由は他人を傷つけてよい権利ではない」 
 
1海江田三郎 ★:2015/10/02(金) 08:33:38.28 ID:???
http://www.inside-games.jp/article/2015/10/01/91743.html 

ドワンゴが運営する「ニコニコ」は、「ニコニコ動画」や「ニコニコ生放送」などのサービスに共通して 
適用される「ニコニコ活動ガイドライン」を策定しました。 

「ニコニコ活動ガイドライン」の策定について、中野真運営長は「ニコニコインフォ」にて、「ユーザーの皆様へ」と題された記事でその理由などを掲載。中野運営長は「表現の自由」について、 何をしても良いという自由は“正しい自由”ではないのではないか、という点について言葉を綴り、 ガイドライン策定の経緯を説明しています。以下にその一部を抜粋します。 

本音なら何を言っても良いのでしょうか?それは本当に事実なのでしょうか? 自分の考えや感覚を一方的に主張することで他人を傷つけるひとりよがりの行為になっていないでしょうか? その行為は本当に正しいのでしょうか?これはコメントだけじゃなくて動画や生放送などで コンテンツを発表する場合においても同じです。 これまで何度も考えてきたテーマではありますが、お互いを認め合えない、互いを否定しあう中では自由な表現は守られず、 
逆に何も表現できないギスギスした世界になってしまうのではないでしょうか? これについてぼくたちが達した結論は「表現の自由は他人を傷つけて良い権利ではない」ということ。 そして「自分の自由を認めてもらうには他人の自由も認めないといけない」のだということ。 そしてそれは「相手の存在や考えを認め共存する」ということです。 
(中略) 
 
そもそも表現の自由という点においてはコンテンツを発表することに加え、そこに付くコメントもニコニコを構成する大事な手法であって、それを運営が規制するなんていうことは極力避けるべきだと思っています。 ただ、みんながコンテンツを発表することやコメントで作品や想いを表現できる自由を守るためには、 他人の表現を一方的に否定し邪魔をするような行為を認めてはいけないと考え、そんな思いのもと正式に「ニコニコ活動ガイドライン」を策定することにしました。 
 
(中略) 
 
長々と書いてきましたが、そのコンテンツを発表する前、そのコメントを書く前にそれが誰かを深く傷つけないかを今一度考えてみてください。そこに愛はありますか? 端的に申しますと「みんな空気読め」。 
 
以上です。 
 
ニコニコインフォ「ユーザーの皆さまへ(ニコニコ活動ガイドラインについて)」より抜粋 

「ニコニコ」のサービス全般では、過度な迷惑行為などが度々問題視されてきましたが、 今回改めて、わかりやすい「ガイドライン」を策定したことになります。策定されたガイドラインは大きく分けて 5つの内容でまとめられています。 
 
■ニコニコ活動ガイドライン 
1. ニコニコは誰もが自由に表現活動ができるプラットフォームです 
2. ニコニコで活動する人は互いに自主性を尊重し、問題は当事者間で解決します 
3. コンテンツによる表現の自由は無制限ではありません 
 ニコニコの自主判断による削除対象: 
 <犯罪、違法行為> 
 <他者の権利を侵害する行為> 
 <公序良俗に反するもの> 
 <その他、ニコニコが不適切と判断するもの> 
4. 他者の表現を妨害することは認めません 
 ニコニコの自主判断による削除対象: 
 <犯罪、違法行為に当たるコメント> 
 <他者の権利を侵害するコメント> 
 <公序良俗に反するコメント> 
 <対象コンテンツの表現者及びそのコンテンツに同調するユーザー(閲覧者)を傷つけるコメント> 
 <個人情報を漏えいまたは拡散させるコメント> 
 <集団で表現者に圧力をかけるコメント> 
 <その他、ニコニコが不適切と判断するコメント> 
5. ニコニコ運営の対応に過度の期待をしないようにしましょう 
「ニコニコ活動ガイドライン」全文: 
国内の動画投稿サービスとしては最大級である「ニコニコ動画」をはじめ、さまざまなサービスを展開する 
「ニコニコ」に新たに策定されたガイドライン。正しく機能させて、より気持ち良く、作品やコンテンツを発表・閲覧できる場へと成長していくことに期待しましょう。